こんにちは、ゆたんぽです。
久しぶりの投稿になりました。
小さい子供がいるとなかなか私生活が忙しいですね。。。
今日は久しぶりなので技術的なことではなく、リハビリがてら仕事のこと書いていこうと思います。
それではよろしくお願いします。
生産技術開発の仕事
私は以前述べた通りメーカーで生産技術開発の仕事をしています。
主な仕事の目的は「会社の製品を作っている工場の人手を削減し、原価低減を行うこと」です。
そのため、工場で自動化できる部分を探し、費用対効果を出して、採算が取れるところを自動化しています。
上記を行うために6軸ロボットや単軸ロボットなどを使って製品を作る生産装置を開発している仕事をしています。
最近の生産技術の傾向
私は他の会社で働いたことがないので詳細は分かりませんが、自社での傾向を述べていこうと思います。
私の会社の傾向は「多能工、難工程」の自動化を6軸ロボットを使って行う開発が増えています。
簡単に言うと「人じゃなきゃできない難しい作業をたくさんロボットにやらせる」仕事が増えているということです。
上記の理由は明確で、「簡単な作業はすでに自動化を達成していて、残ったのは難しい人手作業のみ」という理由です。
先人の人たちが「単純な大量に生産できる部分」は自動化しているおかげで工場の大部分は自動化できている印象です。
残っている人手の仕事1(部品供給)
では、どんな仕事が自動化できずに人手の作業として残っているのかを話していきます。
まず、多いのは「製品を組み立てる部品を供給する」技術です。
製品を精密に組み立てるよりも、ばらばらな袋詰めの部品を組み立てるために単品で供給していくことが意外と難しいのです。
人であれば目でみて、部品を取って、一つだけ分離し、置いていくような仕事は簡単です。
しかし、ロボットなどでやらせようとすると、「①どの部品を取るのか決めて、②その部品の正確な位置をカメラで撮って把握し、③その位置に他の部品と干渉しないようにロボットで取り出す動きを決めること」が必要になってきます。
上記では簡単にやることを述べていますが、実際にやろうとすると一つ一つの作業が難しいのです。
例えば、①では、「適当に決めればよいのでは?」と思うかもしれませんが、例えば部品が重なった一番上の部分を取れば簡単に取り出せますが、重なった下の部分を見つけて取りに行ってしまうとそのワークを取るのは、取り出す場所が少なく、周りと干渉してしまうので一気に難易度が上がるのです。
そのため、①では、「周りと干渉せずに取りやすいワーク」を見つけてくることが必要になってくるわけです。
ただ、「周りと干渉せずに取りやすいワーク」と一言でいうと簡単ですが、実際に見つけようとするとアルゴリズムなどを見つける必要があるので難しいわけです。
②も人ではおおよその位置を目でみて理解し、取りに行って手の感覚でつかむことができますが、ロボットは正確な位置姿勢がわからないとうまくとることができません。また、③のように干渉しない動作軌道も事前に用意しなければならないのです。
というように、今簡単に述べただけでも難しそうではありませんか?
人だと簡単な単純作業ですが、自動化しようとするとたくさんの課題があるというわけです。
とりあえず、ここまで、、、
全部書こうと思いましたが、意外と長くなりそうなので小分けで上げていこうと思います。
久しぶりの投稿なので許してください。
次回は、残っている自動化の別部分について述べていこうと思います。
こういう生産技術の仕事をしている人が見ていたらコメントくれると嬉しいです。
なかなか生産技術は他社の人と交流することがないですね。
では、次回もよろしくお願いします。
Keep up the good work.
thank you. do one’s best
Great article!
Thank you!
I’m glad you said something like that.