電圧・電流から選ぶ電線サイズ

【保存版】電圧・電流から選ぶ電線サイズ早見表|自動機配線の実務で使える選定方法

自動機の配線設計では、電圧や電流に応じて適切な電線サイズを選ぶことが非常に重要です。電線が細すぎると発熱や事故の原因になり、太すぎるとコストや施工性が悪化します。

この記事では、現場でよく使う電線(IV、CV、VCTF)を中心に、電流から電線サイズを選ぶための早見表と、実務での選定手順をわかりやすくまとめました。


電線サイズと許容電流の早見表(代表値)

メーカーや布設条件で許容電流は変わりますが、ここでは実務で最も使われる代表値をまとめています。

① 盤内配線(IV電線)

電線サイズ許容電流(A)用途の目安
0.75sq約12Aセンサー、リレー
1.25sq約19APLC電源、ソレノイド
2.0sq約27A小型モータ
3.5sq約37A中型モータ
5.5sq約49A電源ライン

② 電源ケーブル(CV・CVT)

電線サイズ許容電流(A)用途の目安
2sq23A小型装置の200V電源
3.5sq33A中型装置
5.5sq44A3kWクラス
8sq54A5kWクラス
14sq76A7.5kWクラス

③ 可動部(VCTF)

電線サイズ許容電流(A)用途の目安
0.3sq2.0Aセンサー
0.5sq3.3A信号線
0.75sq5.9Aソレノイド
1.25sq10A小型モータ

電流から電線サイズを選ぶ早見表(実務向け)

必要電流(A)推奨電線サイズ(sq)用途の例
1〜5A0.5〜0.75sqセンサー、リレー
5〜10A0.75〜1.25sqソレノイド
10〜20A1.25〜2sqPLC電源、小型モータ
20〜30A2〜3.5sq中型モータ
30〜50A5.5sq主電源
50〜80A8〜14sq主幹電源

実務では、許容電流の1.25倍の余裕を持たせて選定するのが基本です。


【実務例】小型自動機の配線選定の進め方

ここでは、シリンダ・センサー・安全扉を備えた小型自動機を例に、配線選定の流れを紹介します。

① 電源(AC200V)

  • 消費電流:6A
  • ケーブル:CV 2sq(許容23Aで余裕あり)
  • 端子:R形端子(振動に強い)

② 制御電源(DC24V)

  • 消費電流:1.5A
  • 盤内:IV 1.25sq
  • 盤外:VCTF 0.75sq
  • ノイズ源が近い場合はシールド線

③ IO配線(センサー・ソレノイド)

  • センサー:シールド付き0.5sq
  • ソレノイド:VCTF 0.75sq
  • 端子:フェルール端子 or Y形端子

④ 安全系(扉スイッチ・非常停止)

  • 扉スイッチ:シールド付き2ペア
  • 非常停止:VCTF 1.25sq
  • 端子:R形端子(抜け防止)

まとめ:電線選定は「電流・環境・用途」で決まる

  • 電流値から電線サイズを選ぶ
  • 盤内はIV、盤外はVCTF or CVが基本
  • 安全系は太め+R形端子で確実に
  • ノイズ源が近い場合はシールド必須

この記事の早見表を使えば、現場で迷わず電線サイズを選べるようになります。

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